Home 《天の光・地の灯》全国巡回 星景写真展
【ごあいさつ】 |
日本の天地開闢(かいびゃく)神話では混沌が陰と陽に分かれて天地がなったとされる。旧約聖書の天地創造でも、神ははじめに光を作られ、光と闇をわけ、昼と夜としたとあり、世界中どこの神話でもたいてい生まれる前の混沌たる世界から、神が天と地、闇と光、夜と昼を分けたというくだりが見られる。古代の人々が光をもって世界が成ったと信じてきたように、宇宙ステーションから地球を見て灯の集中しているところが都会、文明の中心と考える現代人もまた、光によって世界を定義しているとみえる。まさに「はじめに光ありき」だ。 星空を限りなく愛する者としては、地上の灯は邪魔なものに違いない。しかし、その灯なくして、文明は成立せず、文明のないところで夜空を楽しむだけの余裕は生まれないだろう。一方、必要以上の灯とエネルギーを使っていることで、せっかく文明によってできた余裕を空の鑑賞に充てられないという悩みもある。文明に不可欠な光と星空の美しさのバランスは、人類文明と自然の均衡への手がかりにも似て、現代人類に突きつけられた大きな課題と言えなくはないだろうか。 あたかも、国連が国際光年を宣言した2015年、闇があってこその光の美しさを実感してほしいと願い、暗い空に輝く星々、人の営みと夜空の美を追究してきた星景写真家たちが、その活動を世に問おうと写真展を開催したいと集まった。 日本各地のギャラリー、科学館を会場として、星空を愛する多くの人々や、はじめて星空の美しさに接する人々に鑑賞していただき、世界はまだ美しい、そしてその美しい世界を子どもたちに残していきたいとの思いを伝えたいと願う。 |
主催:《天の光・地の灯》実行委員会 参加作家:池田晶子、今井多佳子、栗林由美子、杉浦 隆、鈴木祐二郎、谷口元啓、鳥羽聖朋、福島 円、渡部 剛 作品:全紙サイズ 各自4作品×9名=36点が全国巡回 (作品集のページで概要をご覧頂けます。) 後援:スペースフォーラム(FSPACE) 協賛:国際光年2015 会場:日本全国ギャラリー、科学館 開催時期:2015年~2016年 |
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