Home/Index/Celestial Index/Celestial Memories *STS-99 Endeavor*

Celestial Memories by Madoka Fukushima
by Madoka Fukushima

STS-99 Endeavor
February 18,2000
酔っぱらい運転のスペースシャトル?
2000年2月18日(金) 午後6時10分頃 横浜にて
毛利さん搭乗のスペースシャトル・エンデヴァー 2000年2月18日午後6時10分頃
 毛利さん搭乗のエンデヴァー(Endeavor=努力の意味)の画像です。
 画面中央の細い白い線がそれで、画面左→右方向に向かって進みました。点光源ではなく、ある程度の面積を感じ、なんとなくですが長楕円かひしゃげた三角錐のような形に見えました。(下の文章中にも関連事項があります)

 デジカメで露出16秒にして撮ってみたのですが、シャトルが酔っぱらい運転のようによろけて写っています。
 本来はスーッとゆるやかな曲線を描いて空を横切る筈ですよね?
 遠くまで出かけられなかったため、近くの道路脇の空き地で地面がガタガタだったし、大型トラックが通ったりしたので揺れたかしらん。(その割には電線がブレて写っていないような・・・) あ〜あ、失敗しちゃいましたねぇ。(^_^;)
 なお、画面右下のゴーストは、ガソリンスタンドの街灯です。
★ スペースシャトル・エンデヴァー目撃日記 ★
2000年2月16日〜22日
2000年2月16日(水)

 この日から日本でエンデヴァーを見られるという予報でした。
 この日の高度は低かったために見るのを諦めていましたが、TBSの屋上からTVカメラがその姿を捕らえていたようです。

2000年2月17日(木)

 お天気もまずまず。多少雲が心配ですが、なんとか見られそう。
 家の近くの駐車場で待つことにしました。
 スペースシャトルの姿を見るのは随分久しぶりです。
 前に見た時には都心で見たこともあってか、そんなに明るくは見えなかったように思い、今回はどういう風に見えるのかな?という、不安も入り交じった気持ちで待ちます。
 ・・・と、シャトル進行方向にひとかたまりの雲。むむっ?!

 見えてくる方角は分かっているけれど、厳密にはどこから現れるのか分からないので、見える方角をボーッと眺めていました。ジッと見つめているよりも、動く物体には目が反応してくれる筈・・・。
 ところが、ここは一般航空路に当たっていて、シャトルが見える時間は空も交通ラッシュで、翼端灯を点滅させながら、いくつもの機影が飛んで行きます。(厚木基地のタッチ&ゴーがひときわうるさいここ数日・・・)

 飛行機に注意を取られていたら、北西の空から
ひときわ明るく光る物体がやってきました!
 
シャトルだぁ〜!!!(翼端灯のように点滅しません)
 思いの外速いスピードで、滑るように空を横切っていきます。
 心臓がドキドキするのが分かります。
 ああ、私もあそこから地球が見てみたいっ!!!
 しかし、ほどなくすると、先ほど心配していた
雲のかたまりの中にシャトルは吸い込まれて行き、いつまで経っても出てきませんでした。
 雲の中で
地球の影に入ってしまったのですね。(;_;)
2000年2月18日(金)

 横浜ではとてもクリアで綺麗な夕空でした。
 北〜東の空に出ている雲が心配でしたが、雲の切れ間を狙ったように北西〜北東〜東南東の空を
木星よりも明るく輝きながら駆け抜けて行きました。大半の航跡を見られたようです。
 月の上を通り抜けた頃から減光し始めましたが、その後も結構長い間見えて、飛行機が見えなくなるようにスーッと闇に溶けて消えて行きました。毛利さんはお月見していたかな?
 思わず「毛利さぁ〜ん!」と手を振ってしまひました。
 空に恋する身にとっては、なんともワクワクさせてくれる光でありました。

 会社の人達数人と一緒に社屋屋上で見ていた同居人が、
シャトルのマストが肉眼で見えたと言っています。一人だけならマユツバものなのですが、少なくとも彼を含めて4名がシャトル本体から伸びている物が見えたとのことです。
 私はマストは分からなかったものの、長楕円形に見えて不思議でした。分解能の悪い目が見たマストだったのでしょうか?
 でも、今回は低い高度を飛んでいるとは言え、こんなことってあるでしょうか?数百km離れた所の数十mなので、見える筈はないですよね。たまたま光の加減で明るく見えたのだと思いますが・・・。

 NHKが最新鋭の機材でシャトルの姿を捕らえた映像がオンエアされたのは、この夜だったでしょうか?シャトルの形や伸びているマストまでもが分かってビックリ!
 それよりも何よりも、ちゃんと追尾して撮れているということがスゴイことなんですよね?!

2000年2月19日(土)

 朝日新聞朝刊一面には、富士山とシャトルの軌跡の写真がカラーで載っていました。綺麗!!
 今日は横浜では天頂を通って見られる筈なのですが、
一面の雲・・・雲・・・雲・・・。
2000年2月20日(日)

 雪の予報が出ていましたが、降りませんでした。
 でも、夕方までにはお天気は回復せず、
今日もシャトルは雲の上。
2000年2月21日(月)

 シャトルの見える高度も低くなって、見づらくなったようです。
 でも、良いお天気!
 今日は外出しなければならず、シャトルが見える頃には横浜駅近辺に居る筈・・・と、一応デジカメを持って行きました。
 17時少し前に横浜駅まで戻ってきて、自宅へ帰るには少し時間が足りません。高いビルの屋上だったら視界も開けているなぁ・・・と思って、デパートや駅ビルをあたったのですが、どこも2月末までは冬季時間で屋上には17時までしか入れませんでした。あらら・・・どうしましょ。

 仕方がないので駅近辺を歩いて少しでも空が見える場所を探し回りましたが、冷たい北風がビュービューでとにかく寒い!ようやくビルに囲まれた駐車場横に場所を決め、時計とにらめっこで待ったものの、
残念ながら見えませんでした。(;_;)
 
ビルの陰になってしまったのか、それともシャトルが見える位置が西よりの空へ移動して光線具合が逆光加減になったことと、シャトルが見える時間が17:35とまだ明るい時間だったため、コントラストがなくて気づかなかったのかも知れません。
2000年2月22日(火)

 今日が日本から毛利さんのシャトルを見られる最後のチャンス!
 横浜では17:18頃に南東の空とのことですが、高度が24度と低いのです。ダメ元で支度をしていたら、急を要する電話が・・・。なんてタイミングが悪いんだぁ!!!
 結局、シャトルに会えませんでした。

 
今度は若田さんの宇宙ステーションを見よう!かな?
 
イリジウムのフレアも明るくてビックリですヨ!

◆まとめ

 今回、こうしてエンデヴァーを見られたのも、ひとえに下記のHPのおかげです。どうもありがとうございました。
 特に三島さんのHPにあったjavaアプレットは、シャトルが自分の住んでいる所の上空をどのように進んでいくのかが絵でわかるので、大変役に立ちました。やはり文字で「北西の空30度」というのに比べて、断然分かりやすかったです!
 これからも人工衛星情報、宜しくお願いしますっ!

三島さんのHP
http://www.oka.urban.ne.jp/home/mishima/


倉敷科学センター
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/kuracity/lifepark/ksc/index.htm

Home/Index/Celestial Index/Celestial Memories *STS-99*

Produced and Photo by Madoka Fukushima
Copyright (C)MADOKA FUKUSHIMA 1999-2003
All Rights Reserved.