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Celestial Memories by Madoka Fukushima
by Madoka Fukushima

Circumzenithal Arc etc... @Anchorage, Alaska, U.S.A.
鮮やかなアーク達@アラスカ州アンカレジ
2005.2.11
2005.2.11 15:01 Arc at Anchorage  ランチの後でダウンタウンにある知人オフィスを訪ねて、随分話し込んでしまい…外に出たら、すっかり雲が取れていました。

15:00
 見上げた空に、虹色のニコニコ・マーク!!
 見事な
環天頂アーク
 
逆さ虹と呼ばれることもあります。
 とても大きいので、斜めに入れないとはみ出してしまうほど。(その割に、ちゃんと入っていないし…眩しかったんです。^^;;)
 この時点での太陽高度は12°を少し上回るくらい。
 環天頂アークは太陽高度32.3°以下の時に見られ、太陽高度が高過ぎても低過ぎても淡く、そして太陽高度が22°の時に一番明るくて綺麗とか。
 その時はオフィスの中でした。
2005.2.11 15:03 Arc at Anchorage 2005.2.11 15:02 Arc at Anchorage
弧の真下には太陽がある筈。
…ないっ!!!何故??
その右下には、縦に伸びる虹色の緩やかな弧も…
 この時の環天頂アークは仰角30°余りのようですが、それでも随分上を見上げている感覚。

 上部ラテラル・アークと思われる縦に伸びた虹色の部分も、雲の範囲が狭いので全容は掴めず。

 手元にコンパクト・デジカメしかなかったのが残念。

 レンズの歪みを考慮すべきかとも思ったのですが、肉眼でも同様に奇妙な位置関係でした。
 謎っ!!
2005.2.11 15:02 Some Arcs at Anchorage
2005.2.11 15:02 Some Arcs at Anchorage  環天頂アークの弧の底辺の真下に太陽がある筈なのですが、どう見てもズレています。

 単に環天頂アークの左半分が見えていなかったのか?とも思うのですが、肉眼では全く分かりませんでしたし、弧のカーブが急すぎる気も…。

 環天頂アークも
上部ラテラル・アークも46°のハロに接するように出現…と考えるならば、環天頂アークはやはりこの画像では写っていない部分にも出ていたと考えるのが自然かな?

 う〜ん、私には分かりません。
 日差しはポカポカなのですが、風が吹くと身を切る寒さ。
 やはり最高気温−8℃だったというのは本当なのかしらん?
 歩道で上を見上げて写真を撮っていると、道行く車のドライヴァーも怪訝そう。ダウンタウンの端で近くにお土産屋さんもないせいか、歩行者は誰一人としていないのですが…。
 ずっと経過観察をしたいのはやまやまですが、そうも行かないので、ひとまず用事を済ませながらホテルへ移動。

 その間にも、環天頂アークは雲の流れの中でニコニコ・マークを様々に変えて行きます。片方の口角を上げたニヒルな笑い、満面の笑顔…高い雲の細かな構造も美しかったです。
2005.2.11 15:18 Arc at Anchorage
2005.2.11 15:03 Arc at Anchorage 2005.2.11 15:18 Arc at Anchorage
 その後30分くらいは確認できましたが、1時間後に買い物を済ませてホテルに戻る時には、ビルに邪魔をされて良く見えなかったこともありますが、残っていなかったようです。
 太陽高度が下がったために、淡くなってしまって気づかなかっただけかも…。
 詳しくはY.AYAさんの『天空博物館』を是非ご覧下さい。
 環天頂アーク
 上部ラテラル・アーク

 魚眼・全周魚眼レンズで撮影した環天頂アークなどの画像は、こちらにあります。(1999.3.25 フェアバンクスにて)

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